露の誕生秘話 vol.8

　「露」を世に出した当初、500mlのボトルだけをご用意していた。クラフトジンを本気で楽しんでいただきたい、そう願っての選択だった。しかし、ほどなくしてお客様からさまざまな声をいただくようになった。

「少しずつ試してみたい」「友人への贈り物にちょうどよいサイズが欲しい」「旅先で味わうのに持ち歩けるものがあったら」そのお客さまの言葉が大切な気づきになった。鎌倉の水と香りにこだわって仕上げた「露」を「もっと気軽に」「もっと身近」に楽しんでいただきたい。その想いから、新たに200mlのボトルをつくることを決定した。

　小さなボトルには、小さなボトルならではの物語がある。「試しやすく」「手渡しやすく」そして「旅のお供」にもなる。誰かと一緒に味わいを分かち合う、その最初の一歩として選んでいただければ、これほど嬉しいことはない。また、最近では大手企業の幹部が、顧客への手土産に利用されている。500mlに込めた誇りはそのままに。200mlの「露」は、日々の暮らしに寄り添うもう一つの形として生まれた。

（vol.8で露の誕生秘話は終わります）