酒場紀行 vol.29
薪火が主役の新たな美食空間「薪火料理アマルフィ」と贅沢なカウンター席の「寿司國」
鎌倉・鶴岡八幡宮から北鎌倉方面へ歩いて約5分。鎌倉から北鎌倉へつながる県道21号横浜鎌倉線から一本入った静かな場所に、新たな食の名所が誕生しました。「薪火料理アマルフィ」(鎌倉市雪の下2-10-9)。七里ヶ浜で赤いパラソルが目印の人気イタリアン「ristorante AMALFI」の姉妹店です。

店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは薪火で豪快に焼き上げるオープンキッチンです。シェフが大きなブロック肉を薪火でじっくり焼き上げる姿は、それだけで一つのエンターテインメント。薪がパチパチと音をたて、立ち上る香ばしい香りに、料理への期待が自然と高まります。

薪火ならではの遠赤外線で焼き上げられた料理は、素材の旨みを引き出し、香ばしさとジューシーさを兼ね備えた味わい。料理だけでなく、その調理風景までも楽しめるレストランです。

食後に提供されるコーヒーも印象的でした。最近ではあまり見かけなくなったサイフォンで、一杯ずつ丁寧に抽出。スタッフの方によると、より美味しく淹れるために何度も試行錯誤を重ねたそうです。最後の一杯まで、おもてなしの心が感じられました。

そして同じ建物の1階には、同時オープンした「寿司國」。少し前ですが、JR横須賀線車内のトレインTVで、お店が取り上げらていました。

寿司國は、贅沢なカウンター席で、相模湾で水揚げされた新鮮な魚介を、大将がその日の状態を見極めながら刺身、焼き物、握りへと仕立てていきます。素材と向き合い、その瞬間に最も美味しい調理法を選ぶ職人の技は、まさにライブ感そのものです。

料理人が素材と向き合い、炎や包丁で最高の一皿をつくり上げる。そんな「食のライブ」を楽しめる二つの新店舗は、鎌倉の新たな名店として、多くの人に愛されていくことでしょう。
鎌倉を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
